京まふ漫画賞と、台湾漫画界のパワー
7月から2ヶ月間、京都国際マンガ・アニメフェア(京まふ)実行委員会からの依頼で、急遽事務局をやらせていただいていた、「京まふ漫画賞」の大賞受賞者が決定・発表しました。
京まふ漫画賞2015 大賞受賞者が確定!1次審査通過作品と合わせ6作品の画像と講評を公開しました。台湾漫画の底力が判ります。 http://t.co/O40JheKo6A pic.twitter.com/HRXlMY7iDo
— トキワ荘プロジェクト公式 (@tokiwasopjt) 2015, 9月 2
ちょっと急ぎの仕事だったのですが、これでひと段落です。あとは、大賞受賞者の方を、京まふの出張編集部当日にアテンドを残すのみです。
京まふ漫画賞とは?
今回は、京まふ実行委員会で海外広報を担当しているVIPO(映像産業振興機構)さんから依頼をいただき、とりまとめをさせていただきました。元々、京まふ1年目は運営事務局、2年目は広報と商品化の担当をさせてもらっていましたので、部分的に古巣に返っての仕事でした。
「京まふ漫画賞」とは、京まふの掲げる「クリエイター支援」と「国際人材交流」を実現するための取組です。京まふともども、トキワ荘PJ運営のマンガ出張編集部も4年目を迎え、関西地方では定着してきたこのイベントに、海外のマンガ家を招待し、日本のマンガ界にチャレンジしてもらおうというものです。
元々、京都には、京都精華大学マンガ学部や、京都国際マンガミュージアムの功績で、マンガを学びに来る外国人留学生が多くいます。そこにきて、この出張編集部を通じて、プロへの挑戦を、京都を通じて行ってもらおうというものです。
今回は、1年目ということで、日本マンガファンも多い台湾1国を対象に賞を運営しました。事務局にも、台湾から京都精華大学に留学し、日本と台湾のマンガを繋ぐお仕事をされている、呉 塵罡さん(総合マンガ誌キッチュ責任編集)に入っていただき、相当な部分を助けていただきました。呉さんがいなければ、この賞は出来なかったという位、日台間を、高い理解度と情熱で繋いでくださいました。
賞はサイトで募集され、台湾国際漫画博覧会で、募集開始を告知。昨年台湾で開校した、「角川国際動漫教育」と、
作品応募者数は30人、作品は40作品集まりました。そしてなにより、応募作品のレベルが大変高かったです。特に、1次選考に残った上位は、日本で言うデビュークラスは当たり前で、普通に連載していてもおかしくないものも多かったです。と言っても、ほとんどの方は台湾でプロと言っても十分な立場の方々ですので、当然と言えば当然かもしれません。
今回、京まふ漫画賞第1回の賞品は「京まふ開催中の京都旅行=出張編集部に参加して持込を行う権利」です。それにこれだけの応募が来たと言うことは、やはり海外の漫画家さんたちが、日本進出に並々ならない気持ちを持っていることと理解しました。京都に来たら、色々聞いてみたいなと思いました。
【祝!誌面デビュー者数50名突破!】トキワ荘プロジェクトは本気で漫画家を目指すあなたを応援します。ただいま男女空室あり!プロ漫画家からアドバイスを受けられる甲斐谷荘、樹崎荘も入居者募集中!http://t.co/XAiMLpLarB pic.twitter.com/Ik9Gwnj4nm
— トキワ荘プロジェクト公式 (@tokiwasopjt) 2015, 6月 23