漫画の真ん中

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立上げから6年でコミック化・書籍化450冊超。エブリスタが果たした機能とは?

いよいよ、10/31(土)から、マンガディベロッパーズカンファレンスがスタートします。

メディアパートナーの、アニメアニメビズさんに記事にしていただきました!

 

 初回の登壇者は、元エブリスタの池上真之さんです。

エブリスタとは、スマホ小説・コミックの投稿サイトですが、凄いのはその実績です。

累計アプリダウンロード数:1,200万回超

投稿作品数:220万作超

月間訪問ユーザー数:770万人超

書籍化作品数:450冊超         

データは『E☆EVERYSTAR yearbook 2014-2015』より

 

 

実は、エブリスタさんとトキワ荘プロジェクトは、2010年に共同プレスリリースをして以来の長い関係なのですが、その間うちの入居者が賞や賞金をいただいたり、お世話になりました。インタビューなどもさせていただいております。

立上から見ているわけですが、この6年間の成長や展開は凄まじいもので、池上さんの実務経験は半端ではないものです。

 

中でも、私が注目するのは、書籍化数です。

現在のコンテンツ業界は、「IP展開」という言葉が良く聞かれますが、プラットフォームで集まった原作(スマホ小説、マンガ)を、メジャー誌編集部などと連携して、コミックなどに展開し、その中から更に映像化や商品化、イベント化などが行われていく連携の様子は、正にIP展開の最前線です。

有名なところでは、『王様ゲーム』『奴隷区』など、皆さんも聞いたことがある作品ではないでしょうか。

 

そんな実務経験の豊富な池上さんに、お話をうかがいます。

特に私がお聞きしたいのが、代表質問としてあげている。

「結局、大きなプラットフォームの中で勝っていくために、チーム戦と個人戦、どちらが良い結果に結びつきますか?それぞれの良いところ、悪いところ、勝ち方や敗因を教えてください。」

ということです。

 

インターネットは、発表やデビュー機会を平等にしました。小説家、漫画家も、名乗るだけなら非常にコストが安くなり、そしてそれが多くの人の目に触れるまでの道のりも、大変整備されました。

現在は、「そこでいかに勝つか?」ということが肝心になってきました。

これはまず、作品を面白くして読者に届け、「PVを取る」ところから始まり、それを「お金をいただいて売る」(マネタイズする)ところに繋がっていきます。

上述の通り、日本で有数の「プラットフォームからのIP展開」を見て、実行してきた、池上さんに、その辺りを詳しくうかがってみようと思います。

 

また、当日、直接池上さんに質問をぶつけたい方、一緒にお仕事をしたいという方いらっしゃいましたら、どんどん声をかけてください。

セミナーお申込みは、こちら。

MDCでは色々と挑戦していますが、ある程度価格を高くしているのは「本気でマンガのビジネスをしていきたい。」と考えている方を集めたいがためです。試行錯誤中ですが、イベント開始当初は、濃いメンバーが集まる法則はあると思います。現在、お申込みいただいている方々も、現場での実務バリバリな方々です。

是非、このマンガディベロッパーズカンファレンスにいらしてください。

 

このセミナーを作った経緯、漫画関係者の皆様への呼びかけは、こちら!

tkw-tk.hatenablog.jp