縦スクロールカラーマンガの揚げ足取っている場合ではなさそう。
本日comicoさんが出した、comico連載の指南書のレビューを書かせていただきました。
comicoが出来たばかりの頃、そもそも私自身もカラーで縦スクロールのスマホマンガに懐疑的な部分もありましたが、そんな見当違いを他所に、 comicoスタイルはどんどん大きくなっていきました。
勿論課題はまだまだあるのでしょうけども、ここまであげられた実績は、漫画家支援者&マンガの未来をどうするのか目線&起業家の端くれ、として、どの面から見ても、comicoが到達した現状は素晴らしいものだと思います。
既に、「縦スクロールマンガは○○が出来ない。○○が弱点。」と、揚げ足を取るフェーズは終わったと言うか、そういうことしているのは時間の無駄くらいの感覚で良いと思います。
「スマホ時代に漫画はどうするんだ?」「縦スクロールなら、こんな新しい表現が出来る?!」という、議論が大前提というところまで来ています。
恐らくこの本は、「縦スクロールマンガ」を体系化するエポックとして、そういう議論をするスタート地点になるものとなると思います。同時に、多くの新人漫画家をcomicoスタイルに引き込んでいくと思います。
このように、凄いスピードで変化するマンガ周辺の出来事を捉え、多くの漫画家が食べていける場をつくるために、仕事が出来るプロデューサーを増やしていくためにも、MDCを開始しました。マンガに携わる全ての方に、他人事と思わず、議論の場へ来て欲しいと思います。