WEBTOONのお手本
2021年秋現在、お手本として表現について参考になるWEBTOONと言えばこれです。
まずは、等身
WEBTOONセオリーの8-10頭身で描かれています。当たり前のように見ていますが、WEBTOONのキャラデザとして、これは外せない基本です。
次に構成です。
通常のマンガではネームと呼ばれますがWEBTOONではその成り立ちからコンテと呼ばれる部分です。
はずれが少ないと言われて定評のあるエル・セブン社のWEBTOONの中でも、最新ノウハウが落とし込まれたうえで、作品もしっかりヒットしているもの。
制作技術という点でも、現時点での最高峰WEBTOONの一つと言えましょう。
作画コスト
この作品、カラーイラストの中でも非常に高い作画コストがかけられています。
元々マンガ表現は、台詞のみではなく、キャラクターの動きや画面構成からもストーリーを語るものですが、この作品における表現は、むしろアニメに近く、動的であったり光彩的な効果をしっかり描き込むことで、言葉少なに作品の魅力を上げていると考えられます。
もちろん、白黒の既存のマンガでも作画により魅せることはありますが、WEBTOONはその点において、絵の緻密さや上手さというよりも、アニメに近い表現が見られ、イラストそのものによって作品をより楽しめるような決めゴマ(と、言ってよいか最早わかりませんが、シーンとでもいいますかね)を随所に入れています。