漫画の真ん中

マンガ業界データや動向、新人漫画家支援のことなど。

12/3MDCセミナー 聖地巡礼される作品の作り方。ファンの集まる場の作り方。(11/14から予定変更)

実務者と話しに行けるセミナー、ミニMDCセミナー第3回は11/14(土)12/3(木)開催です。

 

今回の柿崎さんは、聖地巡礼プロデューサーで尚且つ、つい先日大宮駅そばのソニックシティに3万2千人を集めた、アニ玉祭の総合プロデューサーです。

 

聖地巡礼プロデューサー柿崎俊道さんの、ここが凄い!

・2005年の時点で聖地巡礼に着目し『聖地巡礼 アニメ・マンガ12ヶ所めぐり』出版!
大洗町ガールズ&パンツァー』、鴨川市輪廻のラグランジェ』など、聖地変遷を現場で知り尽くす。
アニメージュ編集部、ジブリ出版部、ガンダムエース編集部など、アニメ誌・ムックで長く編集・執筆業をしてきた聖地巡礼プロデューサーが仕掛ける「アニ玉祭」毎年3万人を超える大イベントに成長!

 

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11/7 ファンを掴む東北震災復興キャラ「東北ずん子」。クラウドファンディングはネット時代のプロデューサー・編集者の新しい武器になるか?

実務者と話しに行けるセミナー、ミニMDCセミナー10/31の第1回は、関係者の皆様のご協力で無事開催出来ました。アフターレポートは、近日公開予定です。おかげさまで、多くの来場者の皆様から「面白い」という声をいただきました。

 

第2回11/7(土)13時半~は、東北震災復興キャラ「東北ずん子」のプロデューサー、小田恭央さんです。

「東北ずん子」は、ネット活用を前提に考え尽くされた新しい版権の形をもとにファンを掴み、クラウドファンディングの活用でボーカロイドになったり、多くの新しいサービスに繋がっています。

 

◆「東北ずん子」のここが凄い!

・東北復興支援キャラクター「東北ずん子」を立ち上げ。東北6県企業なら手続きなしで無償にて商用利用可。
・9回のクラウドファンディングで2000万円以上を調達。ボーカロイド化などを実現。
・ずん子には声優は勿論、ゲーム化、小説化、MMDモデル化(3DCGデータ公開)などもなされている。
・アニメ化を見越した設定画集などもクラウドファンディングによる作られている。
・東北6県以外の企業でも、店舗でシールを買えば、監修なしに商品を作ることができる。

 

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立上げから6年でコミック化・書籍化450冊超。エブリスタが果たした機能とは?

いよいよ、10/31(土)から、マンガディベロッパーズカンファレンスがスタートします。

メディアパートナーの、アニメアニメビズさんに記事にしていただきました!

 

 初回の登壇者は、元エブリスタの池上真之さんです。

エブリスタとは、スマホ小説・コミックの投稿サイトですが、凄いのはその実績です。

累計アプリダウンロード数:1,200万回超

投稿作品数:220万作超

月間訪問ユーザー数:770万人超

書籍化作品数:450冊超         

データは『E☆EVERYSTAR yearbook 2014-2015』より

 

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マンガに関わる皆様へ。デジタル化以降のマンガを考える場作りに、是非ご協力を!

10/31より、マンガディベロッパーズカンファレンスというイベントを始めます。

これは、漫画家支援のトキワ荘プロジェクトの第2フェーズです。

デジタル化後のマンガの世界に足りないものは、作家そのものではなく、その作家を支え、食べられる形にする仕組みや、プロデュースする人である。と考えた末の取組です。MDCとは、作品を作る根源である作家や編集者の外郭に、食べられ続けられる仕組みをつくるための機能を実現する場です。勿論、今まで通りの新人漫画家支援は続けます。その上での、トキワ荘PJの次の狙いです。

 

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親「これで安心」 結「いえ、とっても危険です。」『子どもがひきこもりになりかけたら』

【祝amazon在庫回復】

発売日に在庫がなくなっちゃったこの本、本日になって在庫が回復していました。良かった良かった。もっと、どんどん色々な方の手元に届いて、人の役にたって欲しいマンガです!

 

さておき、この作中の表現には、考えさせられます。

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親「これで安心」
結「いえ、とっても危険です。」(でも、こういう方は多いんです。)
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人の選んだマンガの話は、なんだか盛り上がるの法則。「これも学習マンガだ!」100選

今年の春から選書委員をさせていただいていた、日本財団の「これも学習マンガだ!」という取組が、ここ数日話題になっていて嬉しいんです。

www.sankei.com

ネットでは、財団のお堅い選書かと思いきや、思い切った選書だというところが評価されているみたいで「○○が選ばれてる!日本財団やるじゃん!」的なツイートがとにかく嬉しいす。

 

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赤松健さんのマンガ図書館Zが、将来的に大変なことになると思う件

赤松健さん(以降赤松先輩*)の「マンガ図書館Z」が、ベールに包まれていた新仕様とビジネスモデルを公開しました。

 

そして要となる、海賊版だろうが自炊だろうが誰でも作品をアップロードできる斬新な仕組みを、赤松先輩自身がTwitterで実演するという、ネットに精通した氏らしいスタートを切られました。

もう、色々斬新過ぎて、どこを話すか難しいのですが、まずは主筋を、少々乱暴に私的要約すると、以下です。

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